トラウマの身体的アプローチのカウンセリング
トラウマの身体的アプローチのカウンセリング
セッション
ソマティック・エクスペリエンシング®(SE™️)療法をメインに、必要に応じて認知行動療法、精神力動的療法、家族療法、イメージ療法などを組み合わせてセラピーを提供しています。
ソマティック・エクスペリエンシング®(SE™)療法について
ソマティック・エクスペリエンシング®(SE™️)療法とはアメリカの医学生物物理学博士、心理学博士、ロルファーでもあるピーター・ラヴィーン博士が開発した身体をベースにしたトラウマ療法です。
ピーター博士はトラウマ症状は出来事そのものから引き起こされるのではなく、過去の大きなストレスとなる出来事により、身体の神経系の中に未解決で未放出の凍りついたエネルギーが留まってしまっているとの結論を導き出しました。
身体に未開放のエネルギーが留まったままですと、日常生活において、生きづらさを持つような思考だったり、行動をしたり、身体的な不調が続いたり、心理的な症状として現れることがあります。その症状はストレスを感じる出来事のすぐ後に心身に現れることもありますが、何年も何十年も経ってから現れることもあります。
ソマティック・エクスペリエンシング®(SE™️)療法はセラピストのガイドのもと、身体の感覚に意識を向け、身体に閉じ込められているトラウマのエネルギーを少しずつゆっくりと解放し、自律神経系の自己調整を促します。このエネルギーが解放され、自分で自分を癒す力を取り戻せると、トラウマは過去のものとなり「今・ここ」を生きることができるようになります。クライアントさんの許可のもと、身体に触れることもあります。その場合は触れることの許可を得てから触れますのでご安心ください。
以下のような出来事がトラウマとなる可能性があります。
- 虐待(身体的、心理的、ネグレクト、性虐待)、親のDV・感情的なケンカの目撃
- 両親の不仲、別居、離婚
- 人生においてのショックな出来事、ストレスを感じる出来事
- 友達、家族、ペットなどが亡くなった
- 出産時外傷、幼少期の手術
- 自分が生まれた時の母親のストレス、周産期・出産のトラウマ
- 自分の周産期・出産のトラウマ、流産・不妊治療
- 職場でのストレス、人間関係、昇進、降格、異動、転勤、長時間労働
- 海、川、プールなどで溺れた、溺れかけたことがある
- ケガ、部分麻酔、全身麻酔、歯科処置、外科的処置、外科手術、注射、検査
- 高熱
- 転倒、捻挫、落下、頭部外傷
- 痴漢、レイプ被害、セクハラ
- 動物に襲われた
- むち打ち、自転車事故、自動車事故、飛行機事故、スキー・スノーボードなどの事故、それらの目撃
- 中毒、火傷
- いじめ、無視
- 人前で叱られた、嫌がらせ
- 自然災害、戦争
- 動物、虫が怖い
トラウマによる症状の例
- 不眠、なかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚める、悪夢
- 生理痛が重い、月経前症候群、更年期障害、生理が不順
- 胃痛、腹痛、過敏性腸症候群、食べる過ぎる・食べられない、食事に関する悩み
- 無気力、無力感
- 動悸、不安、パニック
- 怒りのコントロールができない、イライラする
- 集中することが難しい、落ち着くことが難しい
- 強いストレスを感じた記憶を何度も思い出し、感情に圧倒されそうになる
- 強いストレスを感じた出来事を思い出すが、感情が動かない
- 強いストレスを感じた出来事の記憶があいまい、断片的
- 特定の場所に行くことを避ける、特定の行動を避ける
- 人と関わることがうまくいかない、人が信用できない、人が怖い
- 頼まれると断れない、自分が我慢すれば良いと考える
- リラックスする、落ち着くということがどういうことがわからない
- 自分は楽しいことをしてはいけない、リラックスしてはいけないと思っている
- 楽しいことの後には不安がくると思う
- 自分は幸せになってはいけないと思う
- 自分らしく生きるということがどういうことかわからない
- 自分で選べない、好きなもの・好きなことがわからない
- 原因がわからない身体の痛み
私たちには自分自身を癒すことができる自己治癒力が備わっています。クライアントさんが自律神経系の自己調整を取り戻し、ご自身の力で元気になっていくことをお手伝いさせていただきます。カウンセリングの主役はあくまでもあなたです。ご自身の癒しのために、ゆっくりと取り組んでまいりましょう。
ソマティック・エクスペリエンシング®(SE™️)療法について詳しくお知りになりたい方はSE™ JAPANのホームページをご覧ください。